その日は店長はお休みでしたので(こういう時いつも都合よく店長いないんDA☆)
相方のシロちゃんに報告しました。
私 『レンさん今日も万引きしてたからちゃんと注意しといたよ☆』
シロ 『一度成功するとクセになって止められませんもんね…
でも、これでレンさん店に来なくなるかも知れませんね』
!?
そうだ!確かにシロちゃんの言う通りだ!!
万引きしていたことがバレてしまった以上、弱みを握られている相手の所へわざわざ買いに行くでしょうか?
常識的に考えたら他にもコンビニはいくらでもありますから店を変えれば良いだけの話です。
私 『そっか、そうだよね…そこまで考えて無かった』
シロ 『レンさんが来なくなるのは寂しいですね』
新聞の万引きを阻止し、120円の損失を抑えることは出来ました。
しかし、昔からの常連であるレンさんが来なくなってしまうのは…
どちらが正しかったのか分かりませんが、ボランティアではありませんので、
万引きが分かった以上、野放しにすることは出来ません。
次の日、
私 『いらっしゃいませ…ん??』
何と!?
レンさんがいつも通り来店されたのです!!
私 『…(どういう事だ?)』
もう来ないと思っていた私は、軽いパニックに陥りました。
レンさんの意図が全く読めません…
新聞を持ってレンさんがレジへ来ます。
私 『ありがとうございます☆』
昨日のことがありますので、少し照れくさそうな表情に見えます。
この日はそのまま何も言わずに帰られました。
レンさんが帰った後、頭の中を整理して色々考えました。
普通なら気まずいから店を変えるハズ…
何でレンさんはそうしないんだろう??
単純に神経が図太いのか!?
確かに万引きくらいで動揺するようには見えませんが…(笑)
昨日のやり取りで警察沙汰にしなかったことに感謝しているのか!?
それともレンさん…
『また会おうぜ名探偵…』
怪盗キッド!?
私 『そげな訳なか〜っ!!』
若いし、イケメン過ぎる!!(レンさん還暦☆)
結局、理由は分かりませんがそれでもうちの店を選んで下さる理由がレンさんにはあるのかも知れません。
そう考えると何だか嬉しくなりました。
自分が認められたような気持ちになりました☆
レンさんは今も変わらず店の常連として毎朝新聞を買いに来て下さいます。
もちろんスポーツ新聞も120円出して買っています☆
最後までお読み頂きありがとうございます。