深夜の相棒☆�A

続き


まえちん　『突然ですが、バード君改め“シロちゃん”へ改名したいと思います！！』


ＯＫ！　『何で急に！？』


まえちん　『羽鳥アナも日テレを退社しフリーになられるようですし…（立つ鳥跡を濁さず☆）』


ＯＫ！　『ズームインも終わっちゃうしな…ってコラッ！！（無関係☆）』


まえちん　『普段からシロちゃんと呼んでいることもあり親近感が強いですし、何より…』


…


まえちん　『バード君ってダサい…（爆☆）』


ＯＫ！　『羽鳥アナに謝れっ！！』


まえちん　『どうもサッセン！！（無表情☆）』


本当の理由は今後記事を書く上で“シロちゃん”の方がネタとして都合が良いからです。
宜しくお願いします☆


それではシロちゃんについて書きたいと思います☆

日系ブラジル人のクウォーター（3世？）で１０歳頃から日本で暮らし始めます。
なので日本語ペラペラです♪
母国語のポルトガル語も話せます。

逆に英語は話せません☆

よく外国人に英語で話しかけられて困るそうです。


シロ　『にっ、日本語でお願いします！！』


って日本語ペラペラな方が違和感あります（笑）



子供の頃のあだ名が“トリオ”だったので

トリオ　→　鳥男　→　バード君　

と偽名を付けましたが先ほどのやり取りの通り今後は“シロちゃん”でお願いします☆


バードば〜どと言うトリましたが…


羽鳥アナよりかはユージに少し似ています☆

栃木弁の方じゃなくてドミニカ共和国の方ね♪（ごめんねゴメンね〜☆）


続く

深夜の相棒☆�B

続き


彼は中学を卒業後、自動車関係の工場で働きます。
早く社会人になって自分でお金を稼ぎたかったそうです。

日本で暮らしていくにはお金が必要なことと、もしブラジルに帰るようなことがあればその時の交通費と向こうで勉強するための学費などガッツリ貯金しています。

彼がお金の管理が上手なことやお金に対する価値観が優れているのはそういった背景が関係しているのかも知れません。

現在彼は定時制の高校に通いながらバイトを掛け持ちして週７で働いています。

昨年の２月からなので約１年間休みなしです。


それは彼の目標にも関係があります。
彼は日本の国籍を取得する為に“帰化の申請”をしています。

その中で“安定した収入”が条件の１つとして挙げられますので収入が多ければ多いほど有利なのだそうです。

高卒の資格があれば日本で働くのにも有利になるし帰化の申請にも有利になるのでしょう。


やはり目標に向かって努力している人は違います☆


更に彼は仕事もデキます。
僕が今まで見てきた後輩の中で一番優秀です。
先輩、上司を含めてもトップ３に入ります。（本部社員含む☆）

恐らく中学卒業後すぐ社会人として働いて来たことで仕事に対する考え方も磨かれてきたのでしょう。
同年代の若者と比べるとズバ抜けています。

言われたことをこなすだけではなくちゃんと自分で考えて仕事をしてくれるので、安心して売り場や発注を任せることが出来ます。


続く

深夜の相棒☆�C

続き


社会人の方は当たり前だと思われるかも知れませんが、今時の若者に同じことを求めても彼の様に高い意識レベルで取り組んでくれるまでにどれほど時間と愛情を注げばいいか…


『アルバイトだから…』


『頑張っても時給は同じだから…』


といくらでも逃げ道がある中で彼の様に責任を持って仕事に取り組むことができる人材がどれほどいるか…


私は休日によく他のコンビニに夜食（皆さんでいう昼食）を買いに行きますが愛想のない…

あいさつもまともにできない店員が結構います。


この間行ったコンビニの若者は私が入ってきても見向きもせずに黙々と弁当を並べていました。

私が近くに来ても『いらっしゃいませ』の一言もなく、商品を選んでいるのに目の前で堂々と作業を続けていました。


『選びづらいわっ！！』


と嫌な気分になりましたが、更に彼は商品の入った重箱を“蹴って”移動させたり空になった重箱を“ガタン！！”と派手な音を立てて置いたり（投げる？）していました。

不快な思いをしてまで買い物したくありませんのでその店には二度と行かないと思いますが、逆に反面教師として自分が仕事をしている時にお客様に不快な思いをさせない様に心がけようと改めて実感することが出来ました☆


続く

深夜の相棒☆�E

続き


深夜はお客さんも少なく1人体制のコンビニが増えています。

だからと言って暇ではありません。
様々な面での効率化を図る為に商品の納品のほとんど（半分以上）は深夜に集中します。

更に中華まんやおでんなどカウンターフーズの什器清掃などはお客さんの少ない深夜でなければ難しいでしょう。

そして夜勤明けのお客さんや早朝のお客さんの来る時間を考慮してカウンターフーズを仕込んだりとやることは沢山あります。


その為、早く仕事を終わらせなければというプレッシャーからか彼も余裕のない接客をせざるを得なかったのかも知れません。


かといってお客様を不快にさせて良い理由にはなりませんが…


不景気で人件費を抑えたいし、経営者の方も四六時中店に神経を注いでいては倒れてしまいますので難しいことなのかも知れません。


そんな中でシロちゃんのような意識レベルの高い人材は本当に貴重な“店の財産”なのです。


堅苦しい話が続きましたので、話を変えましょう♪


…


と言いたいところでしたが…


３１日の月曜日、ちょうど１話目の記事を公開した矢先に悲しい連絡が…


続く

深夜の相棒☆�F

続き


奥さん　『シロちゃんのご両親が定年で退職されるみたいでブラジルに帰られるって…』


私　『そうなんですか？（知ってるよ☆）』


実は両親がブラジルに帰ることは以前聞いていました。

両親が定年を迎えたら会社の寮に住んでいるシロちゃん一家は寮を出なければなりませんので住むところがなくなってしまいます。

そこで両親は故郷のブラジルに帰るのですが、自分とお兄さんは引き続き日本で働き生活したいという話をしてくれました。


なので全然驚きませんでしたが、次の瞬間！？

完全に心境をひっくり返されてしまいます。


奥さん　『住むところ探すときに日本人の“保証人”が必要なんだけど掛け持ちしてる方の店長さんが…』


掛店長　『“週６”で働いてくれたら保証人になっても良いよ☆』


奥さん　『って言って下さったみたいで…うちの店を辞めたいって…』


！？


ホショウニン！？


ヤメル？？


私　『本当ですか！？辞めるのはいつです？？』


奥さん　『２月いっぱいって言ってたから…』


私　『ちょうど一月ですね…』


あぁ…


とうとうこの日がやってきてしまいました。
ずっと一緒にはいられませんので“出会い”があればいつか必ず“別れ”が訪れます。

ただ２年も経たないうちに…
もう少し一緒に働きたかった。


私　『クソーッ！！掛店長めっ！！姑息な手段を使いやがって！！』


続く