恋は下心☆�E

続き


私　『“うさぎちゃん”は入替戦ないんですか？』


ユキさん　『残念ながら入替戦はないです…』


私　『２位なのに残念ですね…次のシーズンが始まる１０月まで試合はないんですか？』


ユキさん　『８月に三重県で行われる合同合宿は一般の方も観ることが出来ます☆宜しければ足をお運び下さい☆』


私　『三重県は遠いですね…分かりました。ありがとうございます☆』


ユキさん　『引き続き“チームうさぎちゃん”の応援よろしくお願いします☆』


私　『はい☆あとですね…』


これで終わったら電話した意味がありません☆（ただのファン☆）


私　『直接お話したいことがあるのでもし宜しければ今日２１時以降に店の方に来て頂けませんか？』


ユキさん　『あっ…はい☆分かりました☆』


私　『よろしくお願いします☆失礼します☆』


ユキさん　『失礼します☆』


電話で誘い出すことに成功♪
あとはユキさんが来てくれることを祈るだけです☆
もし警戒されていてこの会話が盗聴ｏｒ録音されていたら完全に私…


『ブラックリスト入り決定です！！（おめでとう☆）』


この会社に電話することなんて最初で最後ですから問題ありません☆
まだ少し時間が早いので１時間ほど仮眠をして仕事に行く準備をします。


そして出勤していつも通り仕事です。
２０分ほど経ったところでユキさんが来てくれました☆


続く

恋は下心☆�F

続き


私　『今朝はビックリしました☆まさか仕事の帰りに会うなんて思ってませんでしたから…（ディスティニー☆）』


ユキさん　『私も“あっ！店員さんだ！！”って思って…自転車だったから一瞬でしたけど…』


私　『気付いてもらえて良かったです☆』


ユキさん　『それで話したいことって何ですか！？ちょっと急いでるんで…』


いつものユキさんとは違い、明らかに焦っている様子…
ひょっとしたら何となく予想していていたのかも知れません…（緊張した表情☆）


私　『わざわざ呼び出してしまって済みません…』


あらかじめ用意していた連絡先の書いてあるメモをポケットから取り出し


私　『試合を観て“うさぎちゃん”の皆さんと仲良くなれたらって思いました。もし良ければ皆さんで食事にでも行きましょう☆』


メモをユキさんの方へ差し出す…


…


が…


…


…！？


ビックリしたのか迷っているのか！？（困っていたのか☆）
なかなかメモを受け取りません！！

ユキさんは白銀の白い大地で育ったからかとても素直で真っ白な子なのでしょう☆
恐らく自分の事だけでなく私やチームメイトのことなども考えていたのだと思います☆（Σ(ﾟдﾟ;)←こんな表情でフリーズしてたＹＯ☆）


この時点で８割方“失敗した”と確信しましたが、ココで引き下がる訳には行きません！！
わずかな望みにかけて自らユキさんの方にメモを近づけます…


…


が…


…


ユキさんの手はピクリとも動きません！！（Σ(ﾟдﾟ;)←さらにカッチカチやぞ☆）


続く

恋は下心☆�G

続く


しびれを切らした私は…


私　『はい☆よろしくお願いします♪』


強引にユキさんの手にメモを乗せました。
渡すではなく“乗せる”と言う表現がピッタリです☆（アタイはつな渡りのピエロや☆）


ユキさん　『とっ…友達が…車で待ってるので…失礼します…』


“ピュ〜ッ”という効果音が日本一似合う後姿で逃げるかのように去っていきました☆


…


私…


そんなに怖い顔していましたかね！？（一応草食系☆）
偶然にもお客さんが少なく、話す時間があったことだけが救いでした…（とても見せられない☆）


皆さんの予想通り（！？）ユキさんから連絡はありませんでした…（期待は裏切りません☆）
それどころか、ユキさんと“チームうさぎちゃん”の数名が店に買いに来なくなってしまいました…orz

これには正直ショックで後悔しました…（せっかく話せるようになったのに…）


同じ目標を持つ後輩のモッくんにそのことを報告しました☆（恋の同志☆）


私　『ユキさんに連絡先メモ渡したけどアカンかったみたい…』


モッくん　『まえちん☆さんはスゴイですよ！！
僕なんか話しかけることも出来ません…手が震えます…』


モッくんも草食系で似ているところがあります☆（イケメンなのに勿体ない☆）


私　『そうやね…でもどうせフラれるならミサさんに直接渡せばよかった…
マネージャーのユキさんと仲良くなる作戦も良かったんやけどまさかユキさんにフラれるとは予想外や…（下心を見透かされた☆）』


続く

恋は下心☆�H

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私　『何でや！？何がアカンかったんやろ？？（顔か？ルックスか☆）』


モッくん　『まえちんさん☆はユキさんではなくてミサさんが好きなんですよね？』


私　『うん、そうだよ☆』


するとモッくんから何とも的確な回答が返ってきました…（ジャぁストミぃ〜トぉ！！）


モッくん　『それだとユキさんが告白されたって勘違いしますよ』


…


…


私　『何で！？“皆さんで食事しましょう☆”って言うたよ！！』


モッくん　『それでも店に呼び出してますし…それが分かるようにメモ書きましたか？』


私　『いや、連絡先しか書いてないよ…』


あぁ…


そういうことか…


相手のことまで考えずに行動してしまいました…


今まで何もする前から色んなことを考えすぎて諦めてしまっていたので、今回は難しく考えずにとにかく行動しよう！！と挑みましたが…

それが裏目に出てしまいました…


…


いつまで経っても恋愛上級者にはなれません…（永遠の１７歳☆）


もう一度中学生からやり直したい…（切実☆）


私　『…ってことはミサさんにも僕が“ユキさんが好き”だって勘違いされてるかも知れんやん！！』


仲の良い２人なら話をしない訳がありません！！
それどころか“チームうさぎちゃん”みんなに情報が流れる可能性も…


どうやらこちらのブラックリストにも載ってしまったようです☆（おめでとう☆）


続く

恋は下心☆�I

続き


…

まぁ、冗談はこのくらいにして本題に移りたいと思います。

最初のうちはテンパっていたこともあり自分の事で頭がいっぱいでした。
しかし、日が経つにつれて私はとんでもないことをユキさんにしてしまったのでは！？
と考えるようになりました…

店に呼び出して連絡先メモ渡して…
単純に考えて軽いナンパじゃないですか！？（しかもミサさん目的☆）


それだけならまだしも最も謝罪すべき点は…


会社に電話してしまったこと


あの時は

『ラストチャンスや！！』

と思って無我夢中で行動してしまいましたが冷静に考えると非常識だったと反省しています…（精一杯の手段だった）


『会社に電話したことでユキさんに迷惑がかかってしまったのでは！？』


もしそうなら何とお詫びしたら良いか…
テンパっていたとはいえユキさんのことを考えず行動してしまったこと…

本当に申し訳ありません！深く反省しております！！m(_ _)m


もし叶うのならブログではなく直接ユキさんに会って謝りたいです。
しかし、１年以上経った今でも彼女は店に来ることはありません…

ですが“チームうさぎちゃん”の数名の選手は買い物に来て下さいます☆
きっとユキさんにも謝るチャンスがあるハズです♪

また前みたいに試合の話や世間話ができるようになる日がきっと来ます☆

これでひとまず私の“下心”改め“首相辞任記者会見☆”を終了させて頂きます☆（いつの間に！？）


次回からは愛しのミサさんとついに接触！？
“愛は真心”をお楽しみ下さい☆